第2回 はじめての打ち込み作業…でもその前に

はい、第2回です。
キャラフレ界隈は皐月祭の準備で大忙しというかたも多いかと思いますがお付き合いください。
さてみなさん、インストールしたStudioOneは触ってみたりしました?

え? してない?? デスヨネー(苦笑)

まっ… まぁ… 気を取り直してはじめていきましょうか。

まず最初にスマホでもパソコンでも構わないので、マイクを前にあなたの頭の中で浮かんだ適当なメロディーを鼻歌で歌ってみましょう(笑)
何を唐突に言い出すんだと思われるかもしれませんがこれがはじめの一歩です。
録音さえできればいいのでカセットテープとかMDしかないならそれでも充分です(笑)
あまり長い録音ではないのでWindowsに付属しているサウンドレコーダーでも何とかなります。

折角StudioOneをインストールしたんだからそれで録音したらいいんじゃ?と思うかたもいることでしょう。でもそこまでする必要はないんです。
この鼻歌の録音自体は極端な話打ち込みをしていく際の道筋(絵でいうと下書きの大まかなアタリをつけるような感覚というのでしょうか)をつけるためなのですが、DAW上に残してしまうと逆にその呪縛に囚われてしまいかねないので適当な録音機材で外部に残しておいたほうが感覚的には良いかなと思っています。

この録音なんですが注意点があります。

  1. テンポはゆっくりめに
  2. 4小節、あるいは8小節を区切りにする

ひとつづつ説明していきましょう。

まず最初のテンポなのですが、打ち込みをする際の作業のしやすさという面で遅すぎない程度に遅ければ遅いほどいいです。ただ、どのくらいが最適か…というのは人それぞれになってしまうのでご自身が打ち込みをしやすいと思うくらいにしておきましょう。

2つ目の小節数ですが、よく出回っているごく一般的な音楽というのはだいたい8小節をひとつのまとまりとして構成していることが多いです(もちろん例外も数多くあるのですが)。
何曲も作って製作に慣れてしまってるかたならどんなアプローチからでも作れるのかもしれませんが、今回はまずわかりやすくするため8小節を一区切りに考えていきます。4小節の録音の場合はあとで2回繰り返してあげればいいのでOKです。

録音するテンポが決まったら録音開始です。つま先でテンポをとってみたり、手でひざをたたいてみたり、持ってる人ならメトロノームを使ってもかまいません。
録音の際はテンポを取っている音が入っていたほうがあとで打ち込みをする時に目印になって便利です。

さてここで問題です。8小節とはどのくらいの長さなのでしょうか。
その前に拍子ってなんなの?ってお話からしなければいけないかな…?

音楽の世界ではひとつの区切りとして小節という用語が使われます。
この小節をどのくらい分割するか…というのが拍子になります。
使用頻度が高いのは3拍子や4拍子でしょうか。

今回私のほうでやろうとしているのは4拍子なのですが、その4拍子の身近(?)な一例として私が挙げるのはアントニオ猪木さんの

いーち にー さーん ダー!

ってやつなんです(笑)
これが1セット。音楽用語的にいえば1小節になります。

8小節ということであれば、これを8回繰り返すと8小節の長さになりますね。
さすがにあのかけ声に合わせたらちょっとゆっくり過ぎるので

いっち にー さーん しっ にー にっ さん しっ

っともう少し鼻歌で歌いやすいテンポまで上げてあげるといいでしょうね。

ということで、本当ならここで私自身の録音を晒すところなのかもしれませんがあまりにもお聴き苦しい音源を公開するわけにもいきませんのでサンプルとしてVocaloidに歌わせたものを例としておいておきます。


だいたいこんな感じのものを(もっと雑な録音でかまいませんよ)用意しておいてください。
これでBPMが100という速さになりますが、もう少し遅いくらいでまったく問題ありません。

次回はDAW側で打ち込みをするための準備をします。

カテゴリー: DTM, 作曲, 電気のたまて箱 | コメントする

浦島 公輝について

2017年春にカレッジ生となりました。 趣味的な部分から少しでも興味を持っていただける話題を提供できたらと考えています。 DTM方面の初心者向けサポートの場として『机上の九龍(仮)』という同好会を作成しました。初心者の方はもちろん初心者さんのサポートをしてくれるベテランの方々も参加していただけると助かります。

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